50MHZ 5/8λロ−コストモ−ビルWHIPについて

JM1GUS 清酒 健      


  先日久々に240の"幹事会"へ出席した時、モ−ビルアンテナ基台をOM各局へ紹介しましたが、しっかりとした基台が出来たので、調子にのり、"50MHz 5/8λ ロ−コストWHIP"を製作してFBな結果が出たので紹介します。
  ただし取付方法に関しては、市販の金具は使用出来ません。 上部エレメントは特注のSUSパイプ2700mmテ−パ−焼入れを使用、 それを支える下部エレメントは、16ΦのALパイプで8Φの貫通穴1200mmで、アルミパイプに電工用塩ビパイプをかぶせてアングルの基台へUボルト2箇所で固定しています。
上部エレメントは特注のSUSパイプ2700mmテ−パ−焼入れを使用、それを支える下部エレメントは、16ΦのALパイプで8Φの貫通穴1200mmで、アルミパイプに電工用塩ビパイプをかぶせてアングルの基台へUボルト2箇所で固定しています。
アルミパイプの上部へM4の蝶ねじでSUSエレメントを固定する方法のため、駐車場などでは蝶ねじを緩めれば、下部アルミエレメントへ収納出来る構造としました。
  全長は3400mmになりましたので、SUSエレメントは2500mmでOKです。
  SUSエレメントが高いので、手持ちの2500mm前後のエレメントがあればいいのですが、市販のアンテナのエレメントは長くて2000mm、そこで16Φのアルミパイプを1500mmにすれば問題は解決します。
  構造上、長いアンテナですが取り付けをしっかり加工してある為、高速走行にも耐えられます。
  マッチング回路は、JJ1SXA池OMのHPを参考にして、LC回路を試しましたが、コイルをかなり伸ばした所でマッチングが取れました。
Cは51PF(500V)X2で25.5PF、1000Vとして、耐入力UPしました(L=80mm 1.2スズメッキ 6.5T20Φ)
  全長が計算よりも短くなったのは、アルミエレメントが太い為Qが想像以上に大きくなっていたかもしれませんが、乗用車のバンパ−から立ち上げても道路交通法にはひっかかりません。
  耳はトランクの1/2λよりはるかにFBでした。
総製作費用は¥10.000以下で製作可能になります。(アングルベ−スを含む)
実際には、JA1VWB木村OMに、製作したアンテナをTESTしていただいてます。
  自分はノ−マルの"自動車電話型"へ早々とQSYしちゃいました!

5/8λアンテナを取り付けた状態

「TWO-FORTY」誌第47号(平成12年7月発行)掲載

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